西柳原町の集合住居(兵庫県) 阪神淡路大震災の後に被災時の避難状況と被災後の復興を考慮しての計画。 法規上の規制だけではなく、実際の建て込んだ都市部での避難経路を確保し、地上での避難及び救助活動を、より円滑に行えることを検討。 つまりは、上階から避難ハシゴで地上に降りても、都市部の場合には、実際に乗り越えられない塀が多く、道路から奥まった場所に孤立してしまう現象が考えられるため、地上面での避難経路を優先的に計画し、上階は建物を持ち出すことで居住空間を確保している。 また、建物自身はパーツを組み合わせるという構成によって、大掛かりな倒壊を避けつつも、被災後のパーツ変換という考えにより、復興をも円滑に行えるよう計画されている。 photo:yutaka kinumaki |
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