北城堀の家(京都府)



 基の実家と裏の長屋を合せた30坪ほどの敷地に、水周りをはじめとした完全分離型の二世帯のための居住空間を実現。
 1階には南北二つの通りを通り抜ける土間を挿入し、双方の通りからのアプローチおよび二台分の駐車スペースとし、2階には居間的空間、3階には寝室空間を配し、各々の居住空間を玄関、デッキ、ブリッジ、階段といった共有空間でつなげている。
 そして、この共有空間が存在することによって、着かず離れずのほどよい距離を保ちつつ、結果的に各々の家族が世帯を越えて自然とふれあうことの出来る住空間となったようだ。



photo:yutaka kinumaki
copyright (C) sotsuka architectural atelier. all rights reserved.